京都府内の大規模事業所様への歯科特殊健康診断の事例をご紹介します。
事業所様にお伺いして健診を行いました。
午前午後の約5時間で60名の健診を行いました。
一般健診の中にブースを設置して行ったため、健診の流れを止めないことも考慮する必要があり、健診時間は1人約2分でした。
酸蝕症はありませんでしたが、未治療の歯がある従業員様がおられました。
以前、本社の従業員様と比較して派遣会社から派遣されている従業員様はお口の中の状態がかなり悪いという記事を書かせていただきました。
最初の頃は、20代で若いのにむし歯が未治療のかたがおられるなと思っていたのですが、健診をしていると、あまりにもお口の中の状態が悪い方がおられるので、部署を確認したところ派遣社員さんであることがわかりました。
歯牙酸蝕󠄀症があるわけではないので、歯科特殊健診としては問題ありませんが、歯科医としては非常に気になるところです。
むし歯を治されない理由は人それぞれですが、その理由が金銭面であれば、今後予定されている皆歯科健診を実施してもあまり意味はないかもしれない(むし歯や歯周病をいくら見つけても治療に繋がらない可能性が高い)と複雑な気持ちになります。
今後も歯科特殊健診の実情をお伝えしていこうと思います。